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里山資源活用の環
2024/12/16
南小国町の畝づくりワークショップに農業チームが参加し、
以前から菌ちゃん畝で野菜を育てられている河津耕治さんより畝づくりを教えていただきました。

菌ちゃん畝で使う主な材料は、里山では処分に困ることもある資源「選定した枝や竹・間伐材、落ち葉やもみ殻」、そして、一番メインとなるのは、「糸状菌や窒素固定菌」による働きです。投入した資材を糸状菌が分解し、その分解後の糖などを窒素固定菌が食べ、空気中の窒素を土中に固定することで、植物の栄養源となるとのこと。(学生時代に学んだことを思い出しました笑)

この方法は簡単ですが、土壌の病原菌などを増やさないことなどコツや経験が必要であるとも感じました。河津さんや地域のコミュニティとも協力して、お互いのレベルを高めあっていくことも大切そうです。

私たちが以前から取り組んでいる、生ごみを活用した黒川温泉完熟堆肥には高温で処理するため、この心配が少ないですが、生ごみを腐敗させずにきちんと一次処理をしておくなど少し大変な部分もあります。

この2つの野菜づくり(肥料づくり)はそれぞれ特徴があり、菌ちゃん畝では木材を活用できること、完熟堆肥には生ごみを活用できることがあります。それぞれ取り組んでいくことによって、里山の資源を十分に活用した作物づくりができる未来を想像することが出来ました。

私たちが参加したワークショップは今回で8回目とのこと。参加者も10名ほどいらっしゃり、南小国町だけではなく、小国町、南阿蘇村など近隣から来られていました。少しずつこの活動が広がっていき、里山の資源を守っていくことに繋がればと思います。

最後にこのワークショップで心に残った河津さんの言葉です。

「畑に森をつくる」


農業チーム 畠山茂
  • 畝の底辺には糸状菌のエサとなる枝や竹などを並べます。少し菌が回っているものが良いとのこと。
  • 高畝にし排水性を高めます。
  • 畝の上に落ち葉やもみ殻を敷き、少し土と混ぜ合わせます。
  • 黒マルチを張り、内部の水分と温度を確保します。糸状菌も呼吸をするため空気穴をサイドに空けます。
  • 土でマルチを上から押さえ、内部の乾燥を防ぎ、みんなで菌ちゃんを応援して完成です!
    3か月後には野菜を育て始められます♪