黒川温泉 御客屋|創業三百年という最も長い歴史を持つ温泉旅館です


わろく屋 御客屋

2021,01,06

体験を磨く

こんにちは!管理人です。

お正月も終わり、みなさまも年始のお仕事に取り掛かっているのでしょうか。

先日は休館日をいただき、スタッフそれぞれ心身の慰労に時間を取ることができました。


例年とは大幅に異なる黒川温泉の年末年始。


可能な限りお客様同士の接触を減らす部屋割りや密にならない空間づくり、料理の構成も工夫を凝らし
ご滞在を楽しんでいただく準備を整えて皆様をお迎えすることができました。

また、令和2年から屋内禁煙の法改正を受け、喫煙をされる場合には駐車場横の東屋をご利用いただいておりますが
毎年当館で年越しをされる様々なお客様との会話で思わぬ発見があったんです。

「部屋で喫煙ができなくなった分、毎年見かけるお客さんと喫煙所で初めて会話したよ」
「話してみたらすごく気さくな人で、外でのタバコは寒くてちょっと面倒だけど悪いことばかりじゃないね」

そんなお話をきいてハッとしました。
そして、すこしまえ手に取った書籍を思い出しふたたびページを開いたのでした。

『旅の効用 人はなぜ移動するのか』草思社出版 ペール・アンデション著 
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知人の営む書店で買い求めた本書。
読了してからしばらく胸に残っていた項目がありました。

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様々な業界で、繰り返し利用してくださる方を「リピーター」と呼ぶことがありますが、当館でも回を重ねてご利用いただくお客様を同様に呼称します。

食べ物の苦手やアレルギーの把握は元より、必要な備品や好みのなど回を重ねるごとに分かることもありますし
結婚や出産を経て家族が増えたり、3世代に渡りご利用いただいている方もいらっいます。

どうしてここまでリピーターが多いのか・・・
入社当初は仕事を覚える事で精いっぱいな日々のなかぼんやりと感じていたことでしたが、徐々にわかってきたことがありました。

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当館では、多数いただくクチコミのお返事にも書いておりますが古い木造家屋で設備面でも至らない点が多いため
「おもてなし」に重点を置き、不便さを少しでも和らげられるような接客や料理を心掛け日々を営んでいます。

客室13室と決して大人数を受け入れられる規模ではないのですが、そうした積み重ねに呼応するように
ひとり、またひとりと、宿自体にお客様がついてきたのかなと(個人的にですが)そう感じています。

もちろん歴代含めスタッフも個性豊かで、提供できる話題も個々の得意な分野でお話をさせていただいたり
スタッフの数だけ視点も多様で、ベースはありながら場面ごとで臨機応変な対応ができることも強みかもしれません。

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ただ何より、冒頭に書いたお正月の会話で感じたのは

・同じ場所への再訪は、実は最初の旅の続編であること
・同じ場所を何度も訪れる事で新たな発見をし、体験を(深めて)磨いている

リピーターであるお客様に共通していることは、主にこの部分を楽しんでいらっしゃるからではないかと
読了後もずっと残っていた欠片が結びついた出来事でした。

同じ宿やホテルを何度も繰り返し利用するという行為は、もしかすると共感者は少ないのかもしれませんが
行きつけの居酒屋やカフェがあるように、そこへ通う理由が「人」であったり「景色」や「食」であったり
リピーターになることで偶発的な出来事も含め自身の体験を深めたり磨くことも、とても有意義なことかもしれませんね。


と、長くなりましたが。

正月からみかん片手にパソコンと睨めっこしている管理人の雑記としてお届けしました!

よかったら2度3度と黒川温泉へ再訪いただき、そして当館へも遊びにいらしてください。

今年もたくさんのお客様とお逢いできることを楽しみにしています♪

管理人:白水

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