黒川温泉 御客屋|創業三百年という最も長い歴史を持つ温泉旅館です


御客屋

2020,07,15

始まりの景色

こんばんは、管理人の白水です。

久しぶりの登場かもしれません(^^)

連日の豪雨からは抜けたものの、梅雨明けは一体いつなのか?

果たして明けるのか・・・?などと疑心暗鬼になりそうな天候が続いております。

先日、令和2年7月豪雨と名付けられたばかりの大水害。

九州各県はもとより、雨雲がのぼっていった先の本州でも未だ土砂災害の危険が。救助活動が続いている地域もあり、感染症の懸念も拭えないなど心配事は尽きませんね。

当館は被害を免れましたが、真向かいの共同温泉が連日の豪雨で小屋ごと流されてしまいました。幸いけが人などもおらず、ご心配の声を多くいただいておりましたが皆無事ですので安心下さい!

周辺でも通行止め箇所がまだございますので気をつけてお越しください。
地道な復旧活動となりますが、1日も早く被災地の生活が整うことを願っています。


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さて。リピーターのお客様方には事前にお伝えをしておりましたが、先日当館の支配人が御客屋を卒業いたしました。

コロナ禍の最中ではありますが、退職をお知らせした直後から当館へ多くのリピーター様が逢いに来てくださいました。彼に代わり、改めて御礼申し上げます。

御客屋のスタッフは現在20名強。中心となる社員の殆どはまだ30歳代前後ですが長年勤めるベテラン達ばかり。
支配人も5年半という時のなかで力強い主柱として皆を支え、新しい場所へと進むことになりました。

別れの後には必ず出逢いがあり、何かが終わった瞬間から必ず何かが始まるように、来年度の採用などが動き出しています。

旅立ちの日に皆へくれたメッセージを見てすぐに浮かんだのが昔から手元にあるミヒャエルエンデという著者の『モモ』。

児童文学として学校図書にもあるのでご存知の方も多い書籍かもしれませんが、ここに登場する道路掃除夫ベッポの言葉。

「なあ、モモ、」という語り出しで、仕事についてはなしをする場面があるのです。

どこまでも続くながいながい道の先を見ても仕方がない。
常に次の一歩のことを、つぎの一歩、そしてまたつぎの一歩と進み、ふと気付けば後には歩いてきた道ができあがっている。

あ、決して仕事に疲れても嘆いてもいないのですが(笑)
この旅館や温泉街の存続に携わってきた数知れない人々の営みや、紡いできたもので今日があるのかなぁ。などと、ふっと思い出し、素敵な贈り物を受け取ったような気持ちでその日は久しぶりに『モモ』を読みふけっていました。

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とても和やかなお別れの会が、始まりの景色におもえて撮った一枚。

まもなく創業300年を迎えようとしている御客屋の歴史 

これからも続く道のり、良かったら一緒に歩いていただけると幸いです。


管理人:白水

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